2016年2月13日土曜日

嫌われる勇気 / 岸見一郎

春が近づいてきましたね。
今日は非常に暖かくて気持ちよかったです。
比例して花粉症っぽい症状が出るのだけが欠点です。


岸見一郎の「嫌われる勇気」を読み終えました。

自己啓発系の本です。
私は基本的にミステリーを読むのですが、時々このような自己啓発系の本を読んでやる気を出すようにしています。
こういうのを読むとやる気が出ますからね。

この本との出会いはTwitterでのTLでした。
アドラー自体は聞いたことはあったし、いつか読もうと思ってはいたのですが機会がありませんでした。
ですが、TLの知り合いが持っているということで借りれました。
図書館は400人以上待ちだったので・・・。

内容に関しては正直全部理解できたと言えないです。
ご都合主義な所もある気がしますが、納得も出来る様な気もします。
簡単な言葉なのに難しい、そんなイメージを持ちました。

その中で一番分かりやすかったのは「課題の分離」です。
これは、その問題がどこまでが自分の問題なのかを分けることです。
例えば、人に嫌われるかどうかは、相手の課題なため、自分ではどうしようもないということです。
なので、嫌われるかどうかは自分の課題ではなく、相手の課題なのです。
気にしても、どうしようもないのです。
本書ではそもそも嫌われる事なんて気にしないという流れなので、本書内では他の例でしたが。

この課題の分離は自己の解釈によって全然話が違ってきます。
なので、いいの??って思うことが大きかったですが、自分に都合の良い考えなので受け入れることにしました。

後、本書では私の好きな言葉を全力否定してきます。
「明日から本気出す」です。
今を生きろとしっかりと書かれていて、正論間違いなしです。
自己啓発系は受け入れるかどうかは自分次第なので、どうするかも自分次第です。
私はどうするのでしょうね。

最後に本書で一番大切と思った一言を。
人生に意味を与えるのは自分


疲れている時に読むと余計に追い込まれます。
でも、どう解釈するかは自分次第です。
宗教じみた内容の気がする箇所もありましたが、基本的にお勧めできる本かと思いました。

2016年2月7日日曜日

赤い博物館 / 大山誠一郎

PCを修理に出していました。
ネットは主にスマホで見ますが、ないとやっぱり不便ですね。
データが全部消えたので、それの復旧も面倒でした。
バックアップを取っておいたので救われた。


大山誠一郎の「赤い博物館」を読み終えました。

なかなかにパズルなミステリーでした。
短編集なのですが、それぞれ全てのお題が違うパズルなミステリーでしたね。
基本的に謎を解くのは厳しい短編ばかりです。
そんなのわからないよーとか、そんな馬鹿な・・・みたいな作品ばかりです。

ただし、変な作品であることは覚悟の上で読んだため、それほど不満は大きくありません。

この本を手に取った理由は著者の大山誠一郎の作品に思い入れがあったためです。

昔、「Logic x Logic」というPSPのゲームがありました。
これはミステリーの問題編だけが入っていて、回答はユーザーが考えます。
そして結果を投稿して、期限が来ると答え合わせの解答編が遊べるようになるのです。

このゲームの中にあるミステリーの一つを大山誠一郎が書いていて、これがなかなかに記憶に残る内容だったのです。
しかも、そこそこいいところまで解答に迫れた記憶があって嬉しかったのです。
その作品も変な内容でしたので、今回も覚悟して読めたのです。
ゲームは特殊なジャンルのため変な内容なのかと思っていたのですが、そんなことはなく著者の特徴でした。

真面目に解答を見つけようと考えないで気楽に読むのがいいと思います。
他に読む本がないのであれば暇つぶしにはなるかもしれません。