2015年2月1日日曜日

烏丸ルヴォワール / 円居挽

体調を崩して一ヶ月近く更新出来ないとは...
体調を崩したおかげで、たくさん本は読んでいたのですけどね。


円居挽の「烏丸ルヴォワール」を読み終えました。

前作からの続きになります。
完全に前作からの続きとなるため、前作を読んでいないと前作の重大なネタバレを含むので注意です。

前作はかなりの名作だったため、本作も期待して読みました。

そして、前作の反省を活かすため、騙されないように注意深く読んでいたのに、序盤でいきなり騙されました。
ですが、非常に心地よかったです。
これは本作も期待できる!と思って読み進めました。

その後は正直言うと、なんか面白くない。
いや、言葉が悪かったです。
面白いのですが、悪ノリといいますか、なんと言うかミステリと言うよりも、エンターテインメント作品のように感じてきました。
ジュブナイル?みたいな感じというか。
前作にもありましたが、各自が技とか言い始めてきて、醒めてきたといいますか。

私の期待しているのはミステリであって、こういうノリはなんか違う?と思って読んでいました。

そしたら、最後の最後でいい意味で裏切ってくれましたッ!!

完全に騙されましたよ。
序盤のあの流れに意味があったなんて...
あー、本当に。
もう一度読み直したいという気持ちになりました。
全てを知った上で読み直したい

本作は本作で完結していますが、大きな話として次に続きます。
小説で次に続く系はあまり好きではないのですが、次も読んでみようかなと思いました。
小説だと漫画とかと違って、気楽に読み返せないですからね。

本作は技とか出てくるし、変な一族でてくるし、本格ミステリっぽくないと思います。
ですが、しっかり読者を裏切ってくれる作品です。
登場人物も相変わらずカッコイイですし、ミステリ好きにもしっかりとオススメできる作品だと思います!

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