2015年10月25日日曜日

子どもがいてもできるシンプルな暮らし / 梶ヶ谷陽子

今日はもう冬ですねぇ。
マフラーしてないと風が強くて耳が痛くなります。
冬は好きなので嬉しいです(*‘ω‘ *)


梶ヶ谷陽子の「子どもがいてもできるシンプルな暮らし」を読み終えました。

子どもっていると手がかかると思うんです。
そんな子どもがいてもすっきりした生活ができるって事は、子どもがいなかったらもっと良い感じになるのかな?という思いで読んでみました。

はっきり言って内容がないです、この本。
無印良品の宣伝本かな?って位に無印良品の製品が出てきます。
それを普通に使ってる事を書いているだけで、斬新な使い方をしているわけでもなく、普通に使っているだけです。
私も無印良品の製品は好きですし、揃えるとうまく整理出来るので良いと思うのですが、この本は本当に使ってるだけです。

しかも大量に

この本で出てくる引き出しの中とか、なにかの執念を感じる程の無印良品があります。
整理する前に物を整頓すればいいのに・・・と思ってしまいました。
確かに、同じシリーズで揃えて整理すると気持ちいいんですけどねぇ。

さらに自分のアピールとして全部にラベルをつけてる、それにはテプラが便利って書いてあって、暇人か!!と思わず突っ込んでしまいました。
あれだけ大量のものにラベルって。
ただ日本語と英語の両方書くってのには、クスッとしたので良いと思いました。

収納のために、収納の道具が増えて、結果として使いにくくなっていると感じました。
さらに道具を買うため、経済的に裕福な方にしか実践出来ないです。
一式揃えるだけでいくらかかるんでしょうね。
さらに物を増やす時は本当に愛着の持てる物を買うと良いって書いてあったのは、自虐なのかなぁ?と思った次第です。

正直、読む必要のない本と感じました。
お金も時間もある人が趣味でやるにも無駄と感じました。

2015年10月17日土曜日

闇ツキチルドレン / 天祢涼

3連休でしたね。
休出もなかったのに、この3連休は気付いたら終わっていました。
びっくりです。


天祢涼の「闇ツキチルドレン」を読み終えました。

前作の後の話です。
相変わらず共感覚という個性を活かした探偵ではないと感じました。
ただ、前作より面白かったかも。

トリックというものは特になく、犯人の意外性もなかったです。
面白かったかも、と感じたのは、終わり方が良かったからか。
後、物語中のあるのだか、ないのだか、よく分からない緊迫感も好きでした。
キャラの掛け合いも良かったからかもしれません。
犯人の個性も良かったのかもしれません。

ですが、真犯人や動機に関しては驚きはなかったです。

むしろ、その前の展開に驚きを感じました。
正直に書きますと、その謎はわかりっこない。
アンフェアとは言いませんが、分からないと思いました。
ミステリとして、どうなの?と思った気がします。
でも、純粋に嘘だー、そんなバカなーって感じで、驚かせてもらったため面白いと感じたのかもしれません。
また、無理に全部を解明せず、読者の考えに委ねる最後も良かったのかもしれません。

後、ある1ページは純粋に狂気を感じられて、私は良かったと感じました。

というわけで、前作ではダメかも・・・と思ったのに、最後まで楽しめたのですから、これは喜ばしいことだと思いました。
続編が出たら読んでみようと思います。
出そうな気がしませんが・・・。

2015年10月10日土曜日

六花の勇者 5 / 山形石雄

初めて甥に会ってきました。
夜泣きがひどいと聞いていたのですが、おとなしくて良い子でしたよ。
元気に育って欲しいですねぇ。


山形石雄の「六花の勇者 5」を読み終えました。

これは驚いた。
素直に展開に驚きました。
王道ファンタジー的な驚きだけでなく、ミステリ的な驚きも。

物語的には佳境なのか半分程なのかわからないですが、節目だという事はわかりました。
7人目が確定しました。
黒の徒花の正体も確定しました。

確かに勇者たちは本当に優しいなぁ、人間臭すぎるなぁ、と思っていたのですが、ここでこんな展開になるかとは。
完全に騙されました。
心地よい騙され方です。
ファンタジー的な騙され方というより、前述の通りミステリ的な騙され方をしました。

地の文、登場人物の心情とか、きちんとフェアに書かれています。
逆に言うと、地の文をしっかり読んでいたら、その可能性にも気付けるのです。
でも、気づかなかった。
これはファンタジーだから都合の良い感じに進むんでしょ?って思っていたのも大きいですが、今までの巻の疑問点が色々と説明がなされた気がします。
この巻だけだとあまり驚きは少ないかと思いますが、ずっと読んでいる人は間違いなく驚く事でしょう。

特に六花の一部はプライオリティーを勘違いしてないか?という事の解が出ました。
それが本巻の迷宮内での謎とリンクして、より大きな物語自体の謎に関連しています
あぁ、あそこで色々な人が動揺していたのが、そこに繋がるのね、と気づくでしょう。
凶魔の最後すらにも意図があったなんて。

もちろん欠点もあります。
とある登場人物はウジウジして、厨二病かよ・・・、とか。
テグネウの能力は後出しじゃん、とか。

ですが、迷宮内の展開で全てが許せました。
2巻から4巻が微妙だと思った方にも全力でオススメしますッ!!





以下、ネタバレ。





7人目がアドレットだなんて。
一度はそう思いました、叙述系みたいな感じかなぁ?と。
でも消去法でハンスかなぁ?と思っていたのです。
魔神を倒したいっていう強い気持ちがないのがハンスでしたからね。
そして、物語も最後の少しまでハンスだと思っていました。
そうしたら、最後にまさかの展開。

テグネウさんは本格的に性格が悪いと思いました。
でも、全部テグネウの思惑通りに。

これ、バッドエンド一直線ですよ。
テグネウを倒せば解決なんですが、難しい感じですよね。
物語的に倒すと思うのですが、どんな風に倒すのかなぁ。
あー、気になる。

ただ、最後は「テグネウの能力なんか関係ない、俺はフレミーが好きだッ!!」で終わる気はしています。

2015年10月3日土曜日

六花の勇者 4 / 山形石雄

最近は予約投稿にしているため、この前に書く文章に困ります。
あまりに今の事を書くとずれるので。


山形石雄の「六花の勇者 4」を読み終えました。

止まらない、読むのが止まらないです。
私は基本的に読むのが遅いのですが、止まらないのです。
文章の区切りが丁度いいからか、どんどんと読み進めてしまいます。
困った。
何が困ったかと言いますと、これ4巻なんです。
今現在6巻までしか出ていないのです。
完結すればいいのですが、完結しなかったら中途半端なところで終わるのでしょうか・・・。

4巻は途中まで全然話が進まないわ、ロロニアにはイライラとさせられるわ最悪だと思っていました。
本巻では六花以外にも重要な主人公みたいなキャラがいるのですが、正直ご都合主義なキャラですし、展開です。
だから、ふーんという感じになりました。
世界を救うための勇者の割には人間臭いところを出そうとしてるのかもしれませんが、正直水増しに感じてあまり楽しめていませんでした。
本巻はロロニアのための巻の気がしているのですが、個人的にロロニアになんの魅力も感じないため、あまり楽しめていませんでした。

だが、黒の徒花というアイテムの正体が出てきた時に全てが許せた
作者は悲劇にしようとしているのか?
それともハッピーエンドを目標にしているのか?
7人目と関係があるのか?
そのアイテムはどうやって作ったの?
と色々な疑問が頭によぎりました。

個人的には7人目があるキャラで確定なのではないか?みたいな文章になっているけど、違うのではないかと思っています。
実際は別に7人目がいるのではないかな?と思っています。

いけません、冒頭にも書きましたが、完全にはまっています。
ミステリとか関係ない、王道ファンタジーとして楽しんでいます。
早く次巻が読みたいです!!





以下、ネタバレ。





読者は神の視点を持っています。
作者がアンフェアな事をしない限り、主人公たちと違って情報がどんどんと集まります。
敵側の情報も入ってきますからね。
そして、一冊に一人づつ偽物が判明していきます。
1巻は別ですが、2巻でモーラ、3巻でゴルドフが7人目でないと判明しています。
では、4巻では?ロロニアは7人目ではないのでしょうか?まだ確定していないと思います。

また、フレミーは7人目なのでしょうか?
前にも書きましたが、違うと思うのです。
そもそも六花の勇者に選ばれる条件が判明していないのですが、決まっているんですかね?
アドレット、フレミー、ハンス、チャモ、ロロニアの5人の誰かですが、ハンスが一番怪しいです。
職業が殺し屋ってところもありますし、快楽主義っぽいですし、優秀過ぎます。
何より消去法で

時の聖者は何をしたのか?運命の聖者も何が目的だったのか?魔神とは?
うーん、気になりますッ!!

余談ですがフレミーの母親は人間型が良かったです。
グロいです・・・。